【正直期待外れ】Apple Watchに純正睡眠アプリが登場!しかし内容は睡眠時間を記録してくれるだけ!?

スマートウォッチの機能のひとつとして期待されているのが睡眠トラッキング機能。

しかし Apple Watchには純正の睡眠トラッキング機能はなく、他社製の睡眠トラッキングアプリがあるのみだった。

それがwatchOS 7でついに純正の睡眠アプリが追加されたのだ。

茶々丸
正直期待せずにはいられないよね!

今回その純正睡眠アプリを試してみたので結果を報告する。

結論としては睡眠の質は測定できず睡眠時間のみを記録するかなり期待外れな機能だった。

目次

睡眠トラッキング機能に期待されていること

世の中にはたくさんの睡眠トラッキング機能付きスマートウォッチやスマートバンドがある。

出始めた頃は使っている人はそれほど多くなかったが、今となっては一大市場を築いている。

そんな睡眠トラッキング機能に期待されていることを自分なりに整理してみた。

睡眠時間の記録を自動で取る

茶々丸
これは当然できなければいけないでしょう!

デバイスを着けて寝るだけで自動的に就寝時間と起床時間、そしてトータルの睡眠時間を記録してくれる。

昔は自分で記録モードをオンオフしなければならず、し忘れなどもあったのでかなり使いにくかった。

今や自動でできるのが当たり前になり、使い勝手も向上している。

睡眠の質の可視化

茶々丸
多くの人が気にしているのがこれなんじゃないかな?

睡眠時間を浅い睡眠、深い睡眠に層別して睡眠の質を可視化する。

高機能なものは更にレム睡眠も層別してくれる。

茶々丸
睡眠スコアとして数字で評価してくれるものもあるよね!

この機能があれば自分の睡眠に問題があるかどうか一眼で分かるので、睡眠の改善にも繋げることができる。

これまでのApple Watchの睡眠トラッキング機能

watchOS 7登場前のApple Watchの睡眠トラッキング機能を振り返ってみよう。

純正の機能はなく他社製のアプリがあるのみ

これまでのApple Watchには実はApple純正の睡眠トラッキング機能は無かった。

大きな需要があるにも関わらず、Appleは自前では用意しなかったのだ。

背景としてはバッテリー持ち問題もあるだろう。

Apple Watchはスマートウォッチの中ではバッテリー持ちは悪い方で、ガンガン使うとバッテリーが1日持たない。

だから1日の3分の1を占める睡眠をトラッキングする機能はなるべく付けたくなかったのだろう。

有名なのがAutoSleep

純正の睡眠トラッキング機能は無いが、他社製のアプリで睡眠トラッキング機能を有するものがいくつかある。

茶々丸
AutoSleepというアプリが一番有名だよね!

睡眠時間を自動で記録してくれるし、睡眠の質も色の違いで一目で分かる素晴らしいアプリだ。

Apple純正睡眠アプリを試す

watchOS 7にアップデートしたのでついにApple純正の睡眠アプリの性能を試すことに。

最初に睡眠の設定をする

睡眠アプリの初回起動時には睡眠に関する様々な設定を指示される。

よくある目標睡眠時間はもちろんのこと、理想的な睡眠スケジュール(就寝と起床の時間)の設定をする。

睡眠スケジュールは曜日毎に有効・無効が切り替えられる。

平日は攻めたスケジュールにし、土日はゆっくり寝るといったことも可能だ。

睡眠準備ショートカットの発想がおもしろい

Apple純正睡眠アプリには睡眠準備ショートカットという機能がある。

内容としては睡眠前にやりたい睡眠の質を上げる行動をショートカットとして登録できるというもの。

音楽を聴いたり日記を書いたりといったショートカットが作れるので、睡眠前のルーティーンを作り込むことができる。

この機能は面白いと思った。

茶々丸
他社には無かった機能でAppleらしいよね!

睡眠モードが追加

これまでApple Watchにはおやすみモードはあったが、今回睡眠モードが追加された。

おやすみモードと睡眠モードって同じじゃ無いのか(笑)

少し違っていて、おやすみモードは通知を自動的にオフにしてくれる機能睡眠モードはおやすみモードを自動的にオンしてくれて更に専用のロック画面に切り替えてロック画面を暗くしてくれる機能だ。

しかも睡眠モードは間違って解除できないようになっていて、解除するにはDigital Crownをクルクル回す必要がある。

睡眠モード専用のロック画面は情報が少なくされており、気になって眠れなくなることを防いでくれる。

睡眠時間が記録される

起床してヘルスケアアプリを起動すると睡眠時間がバッチリ記録されていた。

就寝時間も起床時間も正確だった。

流石は純正。

データはずっと溜まっていくので、週単位や月単位で俯瞰することを可能だ。

傾向管理にかなり役立つ。

睡眠中の心拍数が記録される

寝ている間の心拍数の最小と最大も記録される。

しかもある程度の時間ごとに記録されるので、睡眠中に異常が無かったかは一目で分かる。

健康に問題がある人は睡眠中に心拍数がおかしくなることもあるので、心拍数を監視してくれるのはありがたいことだ。

あれ?睡眠の質の可視化は?

ヘルスケアアプリの睡眠の項目をくまなく探したが、睡眠の質に関わる項目は見当たらなかった。

茶々丸
あれ?これは睡眠時間と心拍数を記録してくれているだけ!?

茶々丸
今時深い睡眠や浅い睡眠も分からないの!?

これには正直ガッカリ。

Apple純正睡眠アプリのテスト結果を受けて

さて、Apple純正睡眠アプリをテストしてみて僕なりにApple純正睡眠アプリの位置付けを決めてみた。

睡眠の補助となるアプリ

一言で言えば睡眠の補助となるアプリだ。

設定した睡眠スケジュールに従って睡眠準備ショートカットや睡眠モードで睡眠に移行しやすい環境を作ってくれるのはもちろんのこと、睡眠時間の記録を傾向管理して自分なりの睡眠の状況を改善する手助けもしてくれる。

睡眠の質を可視化したければAutoSleepと併用しよう

残念ながら今のところApple純正睡眠アプリでは睡眠の質は可視化してくれない。

そこまでの機能は不要との判断だろう。

確かに細かい結果に囚われて大事なことを見逃す恐れがある。

大事なのは深い睡眠の時間ではなくどれだけ頭がスッキリして疲れが取れているかなのだ。

しかし僕みたいな睡眠オタクはどうしても睡眠の質を可視化したくなってしまう。

Apple Watchでそれをしたい場合はAutoSleepと併用するのがベストだ。

AutoSleepはインストールしておくだけで後は何もしないでも勝手に睡眠を記録してくれる。

なのでAutoSleepとApple純正睡眠アプリとの併用には何の問題もない。

僕は引き続き反対の手にFitbitを着けて寝る

僕はどうしてもレム睡眠を可視化したいので、それはApple Watchでは無理なのでFitbitを併用している。

Apple Watchとは反対の手にFitbitを着けて二刀流状態で睡眠している。

Fitbitの睡眠トラッキング機能はApple Watch以上に充実しているので、睡眠トラッキング機能のためだけにFitbitを買うのも悪くは無い選択だ。

値段もそんなに高くは無いし、一度買ってしまえば長く使える。

まとめ:Apple純正睡眠アプリはまだまだ改善の余地あり

今回watchOS 7から導入されたApple純正睡眠アプリを試してみたが、正直期待外れだった。

最低限の機能があるのみでまだまだ改善の余地がある。

今のままではただ単に睡眠を補助してくれるものにすぎない。

せっかくAppleが長い時間をかけて開発してきたのだから、もっと機能を充実させて睡眠の質も細かく可視化し、スコアまで出せるようにしてもらいたい。

数字で評価されると人間勝手に努力してしまうものだ。

それが睡眠に良い影響を与えるのは間違い無いので、Appleは是非睡眠アプリをこれからも強化していってほしい。

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