8月もそろそろ中旬に入ろうとしているところで例年なら新しいiPhoneに関するリーク情報がたくさん出てくる時期だ。
今年は例のウィルスにより新しいiPhoneの発売時期が遅れそうなこともあって少し情報は少なめだが、新しいiPhoneであるiPhone12に関する噂がTwitterで発信された。
iPhone12に搭載されるA14チップは、iPhone11に搭載されているA13チップに対してCPU性能が40%、GPU性能が50%向上すると言うのだ!
A14 compared to A13
— KomiyaLeaks (@komiya_kj) August 10, 2020
CPU +40%
GPU +50%
既にiPhone11で十分高性能なのに…
AppleはiPhoneの性能をこれ以上上げてどこに向かおうとしているのか!?
今回はこれまで出ている情報からiPhoneが、もしくはAppleがどこに向かおうとしているのか考えてみた。
Apple Glassをコントロールするためのスペック向上
現在Appleが開発中との噂のARメガネ、Apple Glass。
噂によるとApple Glassを独立させるのではなく、データはiPhoneで処理する仕組みだと言う。
これまでAppleはAR技術のためにチップを高性能化してきたわけだが、iPhoneではイマイチARの使いどころが分からなかった。
しかしApple GlassというARデバイスを投入するなら話は分かる。
そしてApple Glassのデータ処理をiPhoneで行うならば、iPhone側もかなりのスペックを必要とするだろう。
そのためにA14チップを高性能化するならば非常に分かりやすいシナリオだ。
要するにiPhoneにやらせる仕事が増えるから高性能化が必要、ってことだね。
A14Xチップのベースとして更なるスペック向上が必要
A14チップはiPhoneに搭載されるだけだろうが、それをベースに改良されたA14Xチップが登場することが予想される。
iPad Proの更なるスペックアップを目指して
これまでの流れで言うとA14Xチップは次世代のiPad Proに搭載されるだろう。
iPad Proはどんどんラップトップ化が進んでいるため、Appleは今以上にスペックアップを目指していることが予想される。
A14Xを高性能化しようと思ったらベースとなるA14チップの高性能化は必須。
A14チップが高性能化して恩恵を受けるのはiPhoneだけではないのだ。
Apple Silicon搭載のMacのスペックアップを目指して
WWDC2020で遂に発表されたApple Silicon。
これまでIntelのCPUを使っていたところを自社製のCPUに置き換えると言う話だね。
Apple Silicon搭載のMacに搭載されるのはA14Xチップ、もしくはA14Xとは異なる別のA14ベースのチップかもしれない。
どの道A14をベースにすることは容易に想像できる。
つまりA14チップを高性能化することはApple Silicon搭載Macの高性能化にも繋がると言うわけだ。
Apple Silicon搭載Macの第1段は2020年度中に発売するとのことなので、A14ベースのチップを搭載してくるのはますます現実的。
Appleとしても失敗したくないのでA14チップを高性能化するのは当然の結果か。
まとめ:Appleが実現する未来を想像するだけでよだれが出てしまう…
Apple GlassというARデバイスで人々の生活が変わってしまう。
多くの人がメガネをかけて何もない空間から様々な情報を得る。
高性能化したiPad ProとApple Siliconを搭載したMacはあらゆる面で互換性を持ち、ほぼ同じことができるようになる。
違いは操作方法だけ。
タッチ操作やペンによる入力が良ければiPad Proを、マウスやトラックパッドが良ければMacを使う、みたいな。
Appleが実現しようとしている未来を想像しただけでよだれが出てきてしまった…
コンピューターを常に身近なものにしてきたAppleは次世代の商品群で更に身近なものにしてくれるだろう。
A14チップについて考えていただけなのにいつの間にか未来を夢見てウットリしてしまっていたという妄想も大概にしろというお話でしたとさ。