【レビュー】暗いところでも気にせず撮れる&あらゆる動画がバッチ来いな凄いカメラ、SONY α7SIIIのファーストインプレッション
とうとうこの日がやってきた。
ずっと待ち焦がれていたカメラ、α7SIIIが僕のところにもやってきたのだ。
まだ開封&軽く触った程度だが、まずは感じたポイントをまとめていきたい。
結論から言うと、暗所ノイズ耐性がとてつもなく高く、暗いところでも気にせず撮れる凄いカメラだった!
Contents
開封の儀
新しいアイテムをゲットしたらまずは開封の儀!
今回の外箱はこんな感じ。

黒基調で目薬茶かっこいいデザイン。
ZV-1のポップな感じもインパクトがあって良かったが、α7SIIIはプロも使えるカメラなので、黒基調の落ち着いた感じがピッタリだ。
開封すると保証書やマニュアルが早速お目見え。

中身を全て出すとこんな感じ。

- カメラ本体
- ネックストラップ
- バッテリー
- チャージャー
- 電源ケーブル
- USBケーブル
- マニュアル
- 保証書
- その他紙類
外観チェック
カメラ本体を舐め回すように見ていこう。
シンプルな外観がカッコいい。

グリップは深め。

これなら握りやすそうだ。
背面ではバリアングルモニターがお目見え。

とうとうαシリーズにもバリアングルモニターがついた。
これで自撮りがしやすくなるので感動。
側面の端子類にはちゃんと蓋がついている。

しかもかなりしっかりしていてペラペラじゃない。
ちゃんと開いた状態で固定できる。
これは感動!
暗所ノイズ耐性テスト
早速α7SIIIのウリの暗所ノイズ耐性をこの目で確認してみよう。
薄暗い部屋の中でぬいぐるみを使って撮影してみる。
まずは何も考えずに撮る。

F値は5.6、ISOは640だ。
当然このレベルではノイズは全く気にならない。
続いて更に部屋を暗くしての撮影。

F値は5.6、ISOは1600。
当然まだノイズは気にならない。
正直このレベルが使えるだけでかなり撮影が楽になる。
凄いのはここから。

ISO4000。
オートホワイトバランスのせいで画面がオレンジ色になってしまっているが、ノイズは全く気にならない。
もっと暗い場所を求めて部屋の隅に移動。
まずは同じくISO4000。

背景の壁が白いせいでノイズが目立つようになったが、まだまだ実用に耐え得るレベル、かつ被写体のぬいぐるみのディテールは全く崩れていない。

ISO12800。
ノイズは乗っているがやはりぬいぐるみのディテールは崩れていない。
これならSNSやブログになら全然使える。
F値を絞って11にまでするとIOS128000に。

流石に背景のノイズはかなり目立つが、それでもぬいぐるみのディテールは崩れていない。
ISO128000とかフィルムから写真をやっている僕のような人間には頭での理解が追いつかない程の別次元の数字だが、この数字でここまで撮れれば何の文句もない。
こんな状況で写真を撮ることは実際に想像できないしね。
最後に、F22、ISO409600。

ここまで来ると背景もぬいぐるみもノイズまみれ。
それでも写真が撮れているだけで感動するレベル。
409600っすよ!?
何なのこの数字(汗)
軽く触ってすごいと思ったところ
ではここからは1時間程度だが触ってみて凄いと思ったところをお話しする。
ボディが一眼レフと比べてものすごくコンパクト
これは別にα7SIIIに限った話ではなく、α7シリーズ全てに言える話だが、これまで僕が使っていたCanonのEOS 5D Mark4と比べるとかなりコンパクト。
やっぱりミラーレス一眼はコンパクトで良い。
グリップは十分握りやすい
αシリーズ全般に言われていることがグリップが小さくて手が余ってしまい持ちにくいと言うこと。
しかし少しずつ改善してきており、α7SIIIではかなり持ちやすくなっている。
握りやすさはEOS 5D Mark4と遜色ない。
電子ビューファインダーがものすごく綺麗
α7SIIIのウリが電子ビューファインダー。
944万ドットという高解像度はどのような世界を見せてくれるか気になっていた。
実際にこの目で見てビックリ!
ものすごく綺麗なのだ。
これまでお店の展示機をいろいろ触ってきたが、ここまで綺麗な電子ビューファインダーは見たことがない。
流石に光学ビューファインダー並みというのは大袈裟だが、ここまで来るとファインダーにこだわる人でも安心してミラーレス一眼に乗り換えられるレベルだ。
やっぱり暗いところでもノイズが少ない
上で作例を上げたが、暗いところでノイズが少ないのが最高!
僕は家で気軽に子供の写真が撮りたくてこのα7SIIIを買ったのだが、明かりに気を使わなくても綺麗に写真を撮ることができる。
これまでのカメラだと油断するとノイズが乗って被写体のディテールが崩れたりしてしまっていた。
α7SIIIなら一般的なご家庭の明るさがあれば何の問題なく綺麗な写真を撮ることができる。
暗いところでもオートフォーカスが爆速
一般的なカメラでは暗いところに来るとオートフォーカスの速度が遅くなってしまう。
それではせっかく暗いところでも綺麗に撮れるという魅力が半減してしまう。
しかしそこは流石のα7SIII、暗いところでもオートフォーカスの速度は爆速!
これで暗いところでの撮影に対して何の懸念もない。
4K120p、10bit撮影ができて感動!
さて、そろそろ動画撮影についても話そう。
せっかくならということで4K120p、10bit撮影を試してみた。
なかなか4K120p、10bit撮影ができるカメラは少ない中で、α7SIIIではバッチリ撮ることができた。
僕のような動画の素人では4K120p、ましてや10bit撮影を使う場面なんて想像もできないが、いざとなった時にこのカメラで撮れるという安心感が半端ない。
時代が変わると4K120pが当たり前になるかもしれない。
そんな時代にも対応できるカメラということで長く使えそうな予感がしている。
ここが残念
完璧だと思われるα7SIIIだが、もちろん残念なポイントもある。
シャッターフィーリングが少し残念
これまで使っていたEOS 5D Mark4と比べるとシャッターを押した時のフィーリングが劣る気がしている。
シャッターフィーリングは写真を撮る楽しさに直結するので非常に重要だと考えているのでここは少し残念だ。
しかし我慢できない程ではない。
使い込めばそれなりに慣れてしまいそうな予感もしている。
シャッター音が少し残念
またEOS 5D Mark4との比較になってしまうがα7SIIIのシャッター音は少し残念な音に聞こえる。
カメラと言うより家電的な感じがする音だ。
ちょっと無機質、みたいな?
シャッター音も写真を撮る楽しさに直結するので個人的には重要な要素。
そう言う意味ではα7SIIIのシャッター音は少し残念。
ただしこちらも使い込めばそのうち慣れてしまいそうだ。
ガッカリする程度のものでもない。
以上、2つ残念なポイントを挙げたが、人によってはどうでも良いことだろうし、はっきり言うといつかは慣れてしまって気にならなくなる要素だ。
α7SIIIの購入をやめてしまうような理由にはならない。
まとめ:とんでもない名機の予感!
さて、今回はたった1時間程度だがα7SIIIを触ってみた感想を書いてみた。
正直たった1時間程度で言うなよと思われてしまうかもしれないが、はっきり言って名機の予感しかしない。
画素数が1200万画素と少ないので写真には不十分だと思う人もいるかもしれないが、使った身としては全く問題ないと断言できる。
もちろん、一部の仕事で使うには物足りないかもしれないが、ほとんどの用途では1200万画素で十分!
むしろ1200万画素のおかげで暗所ノイズに強くなっているのでメリットの方が大きい。
これで安心して写真にも動画にもお使いいただけるだろう。
買うためには約40万円を必要としてしまうため万人にオススメできるカメラではないが、その価値が理解できる人にとっては最高のカメラだ。
僕は買って大満足している。
新しい人生の相棒との出会いに感謝だ。