スマホのカメラは何も考えなくてもAIが勝手に処理をしてくれて綺麗な写真が撮れる。
しかし自分で操作して写真を撮りたいと考える様になるとミラーレス一眼などの複雑なカメラに手を出す。
しかし結局はプログラムオートで撮ってしまい、スマホで撮っているよりも綺麗かもしれないけれどやっていることは結局変わらないと悟ってしまい苦悩する。
さて、そんな人に捧げたいのがこの記事。
カメラの使い方を覚えて写真撮影を楽しくしよう、というわけである。
当記事では全てマニュアル操作のフィルムカメラを使って写真を撮ってみることをオススメする。
その意図と僕の体験談による効果の実証をするので、是非最後まで読んでもらえると嬉しい。
Contents
写真を撮るための基礎知識がさっぱり分からない
撮像素子?
絞り?
シャッター速度?
ISO感度?
露出?
そんなあなた。
全く問題ない。
僕もそうだった。
僕みたいにマニュアルのフィルムカメラで写真を撮ればすぐに体で覚えることになる。
マニュアルカメラで写真を撮るということ
では次にマニュアルのフィルムカメラで写真を撮る場合に各種パラメータがどうなるかを説明する。
今は全く理解できなくて問題ない。
念仏だと思って流し見してほしい。
ISO感度はフィルムで決まる
綺麗に写真を撮ろうと思ったら適正露出で写真を撮る必要がある。
適正露出はISO感度で決まり、露出は絞りとシャッター速度で決まる。
フィルムカメラの場合ISO感度は使用するフィルムで決まるので固定である。
後は絞りとシャッター速度で露出を調整してやれば良い。
露出は露出計で判断する
適正露出かどうかを判断するためには露出計を使う。
露出計を使えば適正、明るすぎ、暗すぎを教えてくれるので、露出計が適正だと言ってくれるまで絞りとシャッター速度を調整すれば良い。
絞りの選び方はよく考えて
その際に考えるべきことは、背景をぼかしたいかどうかだけで絞りを決めるのではなく、ピント調整の手間をどこまでかけられるか、も大事である。
絞れば当然ピントが合う範囲が広くなるので、ピント合わせがそれなりに適当でもちゃんとピントが合った写真が撮れてしまう。
背景ボケボケの写真を撮りたい時は、シビアなピント合わせが必要なのを理解しておきたい。
ピント合わせに時間がかけられない場合は絞りを絞って置きピンで撮るという柔軟さが求められる。
マニュアルカメラで写真を撮っている内に理解できる
かなりクドクド書いてしまったけど、結局言いたいことはこうだ。
マニュアルカメラで全て自分で設定を決めて必死に写真を撮っているといつの間にかどのパラメータをどう調整すれば自分が撮りたい写真が撮れるのかが理解できるようになっている。
やっぱり全自動は便利だけど、ロジックが分からずに自動に頼っているだけではダメだ。
何も分からない決められたことしかできない柔軟性のない人間になってしまう。
僕の体験談
ここからは僕の体験談を話そう。
正にマニュアルのフィルムカメラで写真を撮るようになってカメラの使い方が分かるようになった話だ。
使用カメラはLeica M6
僕はLeica M6というカメラを使っていた。
正真正銘のマニュアルのフィルムカメラだ。
露出計はカメラに付いているので追加では必要ないが、絞りもシャッター速度も自分で調整してやる必要がある。
Leica M6はレンジファインダーという種類の今となっては珍しいタイプのカメラでピント合わせももちろんマニュアルだ。
だから試行錯誤で写真を撮っていくうちに少しずつ各パラメータがどのように作用していて、どんな時にどうすれば良いか分かるようになっていった。
昔のレンズは絞り羽も見えるので絞りの意味が視覚的に分かる
絞りって言われても今時のカメラを使っている人にはイメージしづらいよね?
でも昔のレンズは外からレンズの絞り羽が見えるようになっていた。
そのおかげで絞りの意味も分かるようになるのだ。
やっぱりマニュアルで修行することも大事
今の世の中効率化ばかり重視されてどんどん自動化が進んでいる。
便利な世の中になっていってるということなので悪いことではないんだけど、その反面、自動で処理されている裏にどのような理屈があって計算がされて、ということが分かりづらくなっている。
カメラの場合はマニュアルで修行すればあっという間にカメラの操作が理解できるようになる。
まとめ
僕はマニュアルカメラでカメラの操作方法を覚えた。
かなり理に適った方法なので是非オススメしたい。
今の時代かなり敷居が高いけれども(笑)
最悪それが無理でもデジカメのマニュアルモードで色々試してみるのをオススメする。
自分の力で綺麗な写真が撮れた経験をすることで間違いなくカメラのことが理解できるようになるだろう。